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AIを導入した組織の55%が「AIファーストの戦略」を選択する 〜ガートナー調査から

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AI導入が進展する中、企業や組織がどのような戦略を採用し、その結果としてどのような影響が生じているのか、検証・評価することが重要となっています。

AIを導入した組織の中でも、新たなユースケースを評価する際にAIの導入を優先的に検討するAIファースト」の戦略を採用している企業や組織が増えています。

Gartnerが2023年7月27日に公表した調査によると、AIを導入した組織の55%が「AIファーストの戦略」を選択しているという結果が出ています。

また、組織の52%が新たなAIユースケースを評価する際にリスク要因を重要な考慮事項としているとことも挙げています。

AIの導入にはさまざまなリスクが伴うため、それらを適切に評価し、管理することが重要で、Gartnerでは、AIの導入が進んでいる組織は、AIの導入によるリスクを理解し、それを適切に管理する能力を持っているといいます。

AIの導入が進んでいる組織は、AIプロジェクトのアイデア段階から法律専門家を巻き込む傾向があり、AIの導入が進んでいる組織とそれ以外の組織との間で最も大きな違いとなっています。

そして、AIの導入には法的な問題や倫理的な問題が伴う可能性があるため、顕在化する問題を早い段階から考慮することを重視しています。

AIの導入が進んでいる組織は、AI投資のリターンを評価する際に、技術的な指標とビジネスの指標の両方を考慮し、AIの導入がビジネスにどのような影響を与えるのかも評価しています。

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出典:ガートナー 2023.7

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