「統合イノベーション戦略2023」、3つの基軸
内閣府は2023年6月8日、「総合科学技術・イノベーション会議(第69回)」を開催しました。
今回はこの中から、「統合イノベーション戦略2023」についてとりあげたいと思います。
科学技術・イノベーションは、日本の成長戦略の柱として、社会課題を成長のエンジンへ転換し、持続的な経済成長を実現する原動力と位置づけています。
同時に、感染症などから安全・安心を確保する観点からも国家の生命線。ウクライナ情勢の長期化による影響拡大を背景に、科学技術・イノベーションへの期待は新たなフェーズに入っています。
日本をを取り巻く国際環境が厳しさを増す中、科学技術・イノベーションを要として、官民が連携・協力した国家的重要課題への戦略的な対応が一層重要になっているとしています。
こういった状況の中、高度な生成AI、量子をはじめとする先端科学技術が切り拓く、日本が目指す社会(Society 5.0)の実現に向けて、我が国の産学官の力を結集できるよう、実現プロセスの更なる具体化と、情勢変化に機動的に対応しうる新たな連携の形成が不可欠であるとし、
科学技術・イノベーション政策推進にあたって、先端科学技術の戦略的な推進、知の基盤(研究力)と人材育成の強化、イノベーション・エコシステムの形成のの3つの基軸に取り組んでいくとしています。
出典:総合科学技術・イノベーション会議(第69回) 2023.6
統合イノベーション戦略2023において取り組む主な施策では、先端科学技術の戦略的な推進、知の基盤(研究力)と人材育成の強化、イノベーション・エコシステムの形成の3つを柱としています。
出典:総合科学技術・イノベーション会議(第69回) 2023.6
出典:量子未来産業創出戦略 2023.6