日本のデジタル競争力と人材競争力について
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総務省は2023年1月24日、「5Gビジネスデザインワーキンググループ(第1回)」を開催しました。
今回は、事務局が発表している資料から、日本のデジタル競争力と人材競争力についてとりあげたいと思います。
スイスの国際経営開発研究所(IMD: International Institute for Management Development)によれば、 日本のデジタル競争力は、足もとで低下傾向(2015年:23位→2022年:29位) となっています。
日本は、ブロードバンド普及率などには優位性がありますが、デジタルスキルや設備投資等の順位が低い状況となっています。
最下位となっているのが、国際経験と、ビッグデータの活用と分析です。
出典:5Gビジネスデザインワーキンググループ(第1回) 2023.1.24
各国の人材競争力を評価するIMDの「世界人材競争力ランキング」において、近年、日本の順位は後退しています。
ヒューマンソリシア社の調査によれば、日本の情報通信就業者の賃金は、世界第24位で、トップ国の半分以下の額にとどまっています。
一方、一部の企業では、人材獲得のため、高度な専門知識を有する人材に対して高額な 報酬を提示している例がみられるとしています。
出典:5Gビジネスデザインワーキンググループ(第1回) 2023.1.24
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