自治体DX外部人材スキル標準について
総務省は2022年6月3日、「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会(第11回)」を開催しました。
自治体のDX推進にあたっては、外部デジタル人材の活用の重要性が高まっていますが、多くの自治体では、外部デジタル人材を自団体で活用することのイメージを持てていないというのが現状です。
そのため、自治体による外部人材の確保支援のための取組案として、自治体DXに携わる外部人材が備えておくことが望ましいスキルや経験を類型化した「スキル標準」を策定・周知し、自治体による外部デジタル人材の確保を支援する。といった案をあげています。
自治体DX外部人材スキル標準については、
・自治体DX推進に必要とされる人材像を4つに分類し、それぞれが備えることが望ましいスキル等を記載。
・各自治体が、4つの人材像全てについて外部人材を任用することを想定しておらず、
各自治体が、必要な部分をニーズに応じて選択することを想定。
の2点をあげ、図のとおりまとめています。
出典:総務省 地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会(第11回) 2022.6
また、スキル標準に基づいて、CIO補佐官等の外部人材について、一定のスキルや経験を有する民間人材を公募し、選定することを想定しています。
選定された民間人材に対して、自治体の業務や情報システム等について研修を実施し選定された民間人材を自治体が任用するといったフローです。
出典:総務省 地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会(第11回) 2022.6
自治体DXに係る外部人材スキル標準のイメージは以下のとおりです。
出典:総務省 地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会(第11回) 2022.6