政府の重点計画におけるデジタル「人材の育成・確保」と工程表

デジタル庁は2022年6月7日、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」を公表しました。

この計画は、目指すべきデジタル社会の実現に向けて、政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策を明記し、各府省庁が構造改革や個別の施策に取り組み、それを世界に発信・提言する際の羅針盤として位置づけています。

今回はこの中から、「人材の育成・確保」と関連する工程表についてとりあげたいと思います。

現在は、デジタル改革の担い手となる人材の充実が不可欠となっていますが、社会全体に必要な人材が質・量ともに充実しているとは言い難い状況という課題認識があります。

こういった状況の中、政府の目指す姿としては、

ライフステージに応じたデジタルリテラシーの向上や、官民学を行き来しながらキャリア形成ができ、人材の創造性を生かせる環境の整備を推進し、人材の底上げと専門性の向上を図り、一人ひとりのデジタル人材が活躍する社会

を目標としています。

出典：デジタル庁 デジタル社会の実現に向けた重点計画 2022.6

デジタル人材の育成・確保に関する工程表では、

①デジタルリテラシーの向上
②デジタル専門人材の育成・確保デジタル人材育成プラットフォームの構築
・民間人材育成の推進
・政府機関におけるデジタル人材の確保・育成等の推進
・高度デジタル人材の確保・協働
・幹部職員を含む一般職員のリテラシー向上

などをあげています。

出典：デジタル庁 デジタル社会の実現に向けた重点計画 2022.6