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第1四半期のパブリッククラウドエコシステムの売上高は26%増の1,260億ドルに

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Synergy Research Groupは2022年6月22日、第1四半期のパブリッククラウドエコシステムの売上高の数値を公表しました。

Public Cloud Ecosystem Quarterly Revenues Leap 26% to $126 Billion in Q1

Synergy Research Groupの新データによると、主なパブリッククラウドサービスおよびインフラ市場全体で、2022年第1四半期の事業者およびベンダーの収益は1260億ドルに達し、2021年第1四半期から26%増加しています。

大きく成長した背景は、IaaSとPaaSで、これらのサービスによる第1四半期の収益は36%増で440億ドル超に達しています。

その他の主要サービス分野では、マネージドプライベートクラウドサービス、エンタープライズSaaS、CDNが、昨年から平均21%成長し、サービス収益をさらに540億ドル増加しています。

これらのサービスやその他のデジタルサービスをサポートするために、パブリッククラウド事業者はデータセンターのインフラの構築、リース、設備に280億ドルを費やし、これは昨年度第1四半期から20%増加しています。

パブリッククラウドのエコシステム全体では、マイクロソフト、アマゾン、セールスフォース、グーグルが最も注目を集めています。その他の主要企業は、Adobe、Alibaba、Cisco、Dell、Digital Realty、IBM、Inspur、Oracle、SAP、VMwareなどです。これらの企業の合計で、パブリッククラウド関連の全収益の60%を占めています。

今後も、クラウドサービス市場が今後3~4年で倍増し、需要に対応するためには、大手クラウドプロバイダーはこれまで以上に大規模なハイパースケールデータセンターと生の計算能力を必要とし、それがデータセンターのハードウェアとソフトウェアの市場を牽引することになると予測しています。

まだまだ、クラウド市場の勢いはとまりません。

スクリーンショット 2022-06-22 154523.png

出典:Synergy Research Group 2022.6

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