政府相互運用性フレームワーク「 Government Interoperability Framework（GIF）」について

デジタル庁は2022年3月31日、「政府相互運用性フレームワーク（GIF）」を公開しました。

デジタル庁では、生活や企業のあらゆる活動でデータを活用するデータ駆動社会において、円滑にデータを交換したりデータを活用したりする事が必要である点をあげています。

そういった状況を踏まえて、2030年のデータ駆動社会実現のため、データのひな形やガイドブック等により構成されるデータ整備や運用のための体系である政府相互運用性フレームワークのGovernment Interoperability Framework（GIF）を整備しています。

GIFの基本原則は、従来の様々な取り組みを、相互に連携しシームレスにデータの交換や利活用できる環境を目指し、データのための参照モデルを目指しています。

プロジェクト名は「IMI２」（アイ・エム・アイ・ツー）としています。
Infrastructure for Multi-layer Interoperability

データモデル等の詳細構造は、データモデルの基礎の共通化を図り、各分野のデータを整備し、分野横断での施設のモデルを作ってから、教育や防災分野に展開していくことを目指しています。

出所：デジタル庁 政府相互運用性フレームワーク（GIF）2022.3.31

GIFを展開していくことの効果の例として、データモデルや利用ルールが共通になることで、ある都市で開発したサービスが他都市でも使えるようなるといったケースを想定しています。

出所：デジタル庁 政府相互運用性フレームワーク（GIF）2022.3.31

また、GIFの展開例では、申請や証明のデータ構造をGIFに合わせることで、申請の資格確認を自動照合することができるといったケースも想定しています。

出所：デジタル庁 政府相互運用性フレームワーク（GIF）2022.3.31

GIFの全体体系図は以下のとおりです。

出所：デジタル庁 政府相互運用性フレームワーク（GIF）2022.3.31

GIFを使ったステップアップのイメージは以下のとおりです。大量データ処理、エコシステムの実現を目指しています。

出所：デジタル庁 政府相互運用性フレームワーク（GIF）2022.3.31