オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

増加するサイバー攻撃、1カ月以内に攻撃を受けた企業は約3割に

»

帝国データバンクは2022年3月15日、「サイバー攻撃に対する実態についてのアンケート結果」について公表しました。

近年、不正メール受信によるウイルスなどマルウェア(Emotetなど)による感染が拡大しています。またウクライナ情勢が切迫するなか、自動車部品メーカーでもサイバー攻撃を受け、国内工場が停止するなどサプライチェーンに影響を及ぼす事件もありました。

こういった状況を受け、政府では企業単体だけではなく、取引先やサプライチェーン全体を俯瞰し、セキュリティ対策の実施・強化を行うよう呼びかけています。

直近 1 年以内でサイバー攻撃を受けたこと(可能性がある場合も含む)があるのか尋ねたところ 28.4%の企業で「1 カ月以内に受けた」と回答ています。

帝国データバンクの調査では、ウクライナ情勢の緊迫化以降、サイバー攻撃の発生が増加していることが明らかとなっています。

スクリーンショット 2022-03-15 204959.jpg

出典:帝国データバンク サイバー攻撃に対する実態についてアンケート結果 2022.3

規模別にみると、サイバー攻撃を「1 カ月以内に受けた」企業は、「大企業」で 33.7%、「中小企業」で 27.7%、うち「小規模企業」では 26.4%となっています。企業規模によりサイバー攻撃の有無に濃淡がみられているとしています。

スクリーンショット 2022-03-15 205718.jpg

出典:帝国データバンク サイバー攻撃に対する実態についてアンケート結果 2022.3

Comment(0)