サイバーセキュリティの動向。増大するサイバーセキュリティ上の脅威
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総務省は2022年1月14日、「サイバーセキュリティタスクフォース(第35回)」を開催しました。
この中から、サイバーセキュリティの動向について、とりあげたいと思います。
サイバー攻撃の目的の変化(愉快犯→金銭目的→地政学的・戦略的背景)や攻撃手法・対象の拡大など、昨今、サイバーセキュリティ上の脅威が悪質化・巧妙化し、その被害が深刻化しています。インターネットが社会経済活動の基盤となる中、サイバーセキュリティの確保はますます重要課題になっているとしています。
サイバーセキュリティ上の脅威の増大
出典:サイバーセキュリティタスクフォース(第35回)
新型コロナへの対応として、テレワークの普及拡大や社会全体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進みつつある中、サイバー攻撃も増加中となっているとしています。
出典:サイバーセキュリティタスクフォース(第35回)
また、不正アクセス、フィッシングメールは引き続き高い水準で推移し、フィッシングサイトに関するインシデントの報告件数は2021年Q3で増加傾向にあるとしています。
出典:サイバーセキュリティタスクフォース(第35回)
テレワーク環境(リモートデスクトップ、VPN)を狙った攻撃も多くみられ、ランサムウェア攻撃は2020年下半期と比較し、2021年上半期で件数が3倍近くに増加しているとしています。
出典:サイバーセキュリティタスクフォース(第35回)
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