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第4四半期のクラウド市場は急速に成長、AWSが引き続きリードし、マイクロソフトが大きくシェアを拡大

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Synergy Research Groupは2022年2月3日、「第4四半期の企業のクラウドインフラサービスのシェア予測」を公表しました。

As Quarterly Cloud Spending Jumps to Over $50B, Microsoft Looms Larger in Amazon's Rear Mirror

Synergy Research Groupの調査によると、第4四半期の企業のクラウドインフラサービスへの支出は500億ドルを超え、2020年第4四半期から36%増加しました。

主要なクラウドプロバイダーのほとんどが第4四半期の決算データを発表しており、Synergyは、四半期ごとのクラウドインフラサービスの売上高(IaaS、PaaS、ホステッド・プライベートクラウドサービスを含む)が505億ドル、12ヶ月末までの売上高が1780億ドルに達すると予測しています。市場全体は、2020年から37%増加となっています。

アマゾンは引き続き市場をリードしており、世界市場シェアは32~33%とほぼ一定しています。

一方、マイクロソフトは、2017年末から9ポイント近くシェアを伸ばし、第4四半期には21%に達するなど、快進撃を続けています。

GoogleとAlibabaもシェアを伸ばし続けており、中小規模のクラウド事業者のロングテールでは、全体として売上は順調に伸びているものの、シェアは低下しています。

パブリックIaaSとPaaSが市場の大半を占め、第4四半期には38%増加しています。大手クラウドプロバイダーの優位性はパブリッククラウドでさらに顕著で、上位3社が市場の71%を支配しています。地域別では、世界の全地域でクラウド市場が力強い成長を続けています。

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出典:Synergy Research Group 2022.2

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