DXを理解し取り組んでいる企業は15.7%と7社に1社 ~帝国データバンク1万社の調査から
帝国データバンクは2022年1月19日、「DX推進に関する企業の意識調査」に関する調査結果を公表しました。
DX を理解し取り組んでいる企業は 15.7%と 7 社に 1 社
DX の「言葉の意味を理解し、取り組んでいる」企業は 15.7%と7 社に1 社程度となっています。また、「意味を理解し取り組みたいと思っている」(25.7%)とあわせて 4 割の企業で DX への取り組みを前向きに捉えています。
一方、「言葉の意味を理解しているが、取り組んでいない」(31.6%)、「言葉は知っているが意味を理解できない」
(13.3%)、「言葉も知らない」(6.4%)など、半数を超える企業では DX への取り組みが進んでいない現状となっています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査 2022.1
取り組んでいる企業では、3 社に 1 社で本格的な DX が進む
DX の「言葉の意味を理解し、取り組んでいる」企業が現在取り組んでいる内容では、「既存製品・サービスの高付加価値化」や「新規製品・サービスの創出」、「ビジネスモデルの変革」といった本格的な DX に取り組む企業は 37.4%と 3 社に 1 社となっています。
また、「デジタル人材の育成」や「DX 推進のための専任組織の設置」といった人材・組織面での取り組みも多くの企業で積極的に実施しています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査 2022.1
半数の企業で、人材やスキル・ノウハウの不足が DX の課題に
DX に取り組むうえでの課題では、「対応できる人材がいない」(50.6%)や「必要なスキルやノウハウがない」(47.7%)などが半数の企業からあげられた。すでに DX を理解し取り組んでいる企業でも、3 社に 1 社で人材やスキル・ノウハウの不足が課題となっています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査 2022.1