日本のキャッシュレスの現状と目標

経済産業省は2021年8月27日、「2021年度第1回 キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」を開催しました。

この中から、日本のキャッシュレスの現状と目標について、とりあげたいと思います。

日本のキャッシュレス決済比率は約30%にとどまっているが、主要国では40%〜60%台となっています。

政府では、平成30年4月に公表した「キャッシュレス・ビジョン」などで、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%を目指しています。

出典：経済産業省 2021年度第1回 キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会 2021.8

日本の2020年のキャッシュレス決済比率は29.7%となっています。

コロナ禍の影響により民間最終消費支出が落ち込む中、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済のすべての決済手段において決済金額は伸びています。

特に、QRコード決済の伸びが大きく、デビットカードの決済額を上回っています。

出典：経済産業省 2021年度第1回 キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会 2021.8