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2020年度のクラウドサービスの市場規模は2兆8750億円、2025年には6兆超に ~MM総研予測から

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ICT市場調査コンサルティングのMM総研は2021年7月15日、、2021年6月時点の「国内クラウドサービスの市場動向」を公表しました。

国内企業28,868社の企業の情報システム担当者を対象にWebアンケート調査を実施し、その中から、パブリッククラウドサービス(PaaSもしくはIaaS)を導入済み、もしくは導入を検討している1,182社については、さらに詳しく分析しています。

本調査結果では、2020年度のクラウドサービスの市場規模は2兆8750億円で、前年度比22.0%増と拡大基調が続いており、昨年に引き続きオンプレミスからクラウドへの移行に加え、クラウドネイティブなシステム開発が盛んに進められ、市場全体で高い成長率を維持しています。

2020年度クラウドサービス市場2兆8750億円のうち、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)などパブリッククラウドの市場規模は1兆932億円となり、はじめて1兆円を突破しています。

パブリッククラウドの活用機会が増え、マルチクラウド・ハイブリッドクラウド化が進展。今後は企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の本格化が予想されており、パブリッククラウドへの移行が一層進むと見られる。2025年度にはパブリッククラウドの市場規模が約3.1兆円に達すると予測しています。一方、プライベートクラウド(コミュニティクラウド、デディケイテッドクラウドなど)の2020年度市場規模は1兆7818億円となった。また、2025年には約3.5兆円、年平均成長率(CAGR)は14.5%と予測しており、全体で6兆円を超える予測をしています。

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国内クラウド市場 実績と予測
出典:MM総研 国内クラウドサービスの市場動向 2021 7.15

PaaS/IaaSの運用・保守に関しては、約3分の2の企業が各システムの運用・保守業務の全部もしくは一部を外注してます。背景には、マルチクラウド・パブリッククラウドの普及よりシステム全体の管理・運用・保守業務が複雑化しており、現場レベルの対応では一部限界が見えているためだとしています。

自社単独でクラウドを運用する場合に企業が課題に感じていることを確認すると、「PaaS/IaaS運用のノウハウ不足」が33.4%と最も多い。次いで、「社内の運用・保守リソースの不足」が26.8%、「障害発生時に相談できる相手がいない」が18.0%との結果になっています。

これらの結果から、リーズナブルな運用プランの新規開発や、PaaS/IaaSの運用・保守業務を支援する関連サービス市場の拡大などが予想されるとしています。

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自社でクラウドを運用するときの企業が抱える課題
出典:MM総研 国内クラウドサービスの市場動向 2021 7.15

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