コロナ禍によるDXへの影響と経済の変化

政府は2021年4月12日、「成長戦略会議（第９回）」を開催し、デジタル変革を中心に議論・検討を行っています。

今回は、コロナ禍によるDXへの影響と経済の変化を中心にとりあげたいと思います。

日米の大企業に対するアンケート調査によると、コロナ禍によるデジタルトランスフォーメーション（DX）推進への影響として、「DXとして取り組む領域が増え、拡大」をあげた企業の割合は、日本企業が24%に対して、米国企業が30.4%となっています。頃名前と大きく変わらない企業は米国と比べると２倍となっています。

出典：成長戦略会議（第９回）　2021.4

ポストコロナにおけるデジタル技術を用いた経済の変化もみていみたいと思います。

日米の大企業に対するアンケート調査によると、ポストコロナにおけるデジタル技術を用いた経済の変化として、米国企業は、業務の自動が領域の拡大（38.0%）、データを活用した意思決定範囲の拡大（36.3%）、より高速なネットワークを使ったデータ収集意向（35.7%）といったビジネスモデルの大きな変革を予想しているのに対して、日本企業はこうした意識が低い結果となっています。

出典：成長戦略会議（第９回）　2021.4

ポストコロナの経済社会の恒久的な変化もみてみたいと思います。世界の経営者に対するアンケート調査によると、ポストコロナの世界における経済社会の恒久的な変化として、「気候変動問題に対する関心の赤まり」が67.0%を占めています。

出典：成長戦略会議（第９回）　2021.4