世界のクラウド市場、AWSが30%超を堅持、Azureは20%となり、上位2社でクラウド市場の半分に
調査会社のSynergy Research Groupは2021年2月2日、第4四半期の世界のクラウドインフラ市場シェアを公表しました。
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第4四半期の世界のクラウドインフラ(IaaS、PaaS、ホスト型プライベートクラウドサービスを含む)市場は371億ドルとなり、前四半期より40億ドル多く、2019年第4四半期から35%増加しています。2020年通年の収益は1,290億ドルになると予測しています。
クラウドインフラ市場は引き続き高い成長率を示しており、これだけ高い成長率が続くのは珍しいことであるとSynergy Researchも指摘しています。
AWSが30%超を堅持、Azureは20%となり、上位2社でクラウド市場の半分を占めています。
マイクロソフト、グーグル、アリババは過去4年間で着実に市場シェアを獲得してきましたが、マーケットリーダーのAWSにとは差を空けられていますが、上位5社が市場の80%を支配するという状況となっています。
これらの上位事業者を追いかけるニッチな事業者は、IBM、Salesforce、Tencent、Oracle、NTT、Baidu、SAP、Fujitsu、Rackspaceです。上位の事業者の成長率は高いものの、市場が高い成長率を維持していることから、これらの事業者にも成長の機会があると指摘しています。
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出所:ynergy Research Group 2021.2