新型コロナウイルスの感染拡大が企業経営に及ぼす影響

政府は2020年11月13日、「第３回成長戦略会議」を開催しました。

この中から、新型コロナウイルスの感染拡大が企業経営に及ぼす影響を中心にとりあげたいと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大が企業経営に及ぼす影響により、事業の再構築が求められています。

世界の経営者に対するアンケートによると、感染拡大が企業経営に及ぼす影響として、顧客嗜好の変化に合わせたビジネスモデル再考、デジタル主導の組織への変革の加速、コミュニケーションの透明化といった回答が多くなっています。

出所：第３回成長戦略会議 2020.11

調査会社の日本企業に対するアンケートによると、2020年9月に、前年９月と比べて売上が減少した企業の割合は、全体の73％となっています。

売上が減少した企業の割合は、道路旅客運送（100%）、生活関連サービス（95%）、娯楽（91%）、飲食店（90%）といった業種が多くなっています。

出所：第３回成長戦略会議 2020.11

一方、2020年9月の売上高が、前年９月と比べて増加した企業も16％存在しています。売上高の増加要因としては、巣ごもり消費（16%）、感染防止（8%）、在宅勤務（4%）といったニーズに対応した商品・サービスの開発・受注増が挙げられています。

出所：第３回成長戦略会議 2020.11