スピンオフ件数の日米比較
»
経済産業省は2019年10月25日、「第2回 産業構造審議会 成長戦略部会」を開催しました。
この中から、スピンオフ件数の日米比較について、紹介したいと思います。
スピンオフ件数の日米比較では、スピンオフ(子会社の株式を株主に渡すことにより会社を分離する方式)を活用した分離件数は、
米国では2010年以降、270件あるのに対し、日本では、2018年まで実績はゼロとなっており、日本の場合、コア事業への集中の程度が弱い状況となっています。
出所:経済産業省 第2回 産業構造審議会 成長戦略部会 2019.10
スピンオフとは、子会社の株式を株主に渡すことにより会社を分離する方式で、米ネットオークション大手イーベイは、オンライン決済事業を営む子会社のペイパルをスピン
オフ。スピンオフ後、イーベイ、ペイパルの両社とも株価は上昇しています。
出所:経済産業省 第2回 産業構造審議会 成長戦略部会 2019.10
日本企業によるスピンオフ事例では、2019年10月、コシダカホールディングスは、日本企業で初めてスピンオフを活用し、フィットネスクラブ事業(子会社のカーブスホールディングス)を分離すると発表(2020年実施予定)する事例を紹介しています。
出所:経済産業省 第2回 産業構造審議会 成長戦略部会 2019.10
SpecialPR