国内のISP 市場、トップはKDDIグループ、続くのがNTT系
総務省は2019年8月29日、「電気通信事業分野における市場検証(平成30年度)年次レポート」及び「電気通信事業分野における市場検証に関する基本方針(令和元年度版)」の公表並びに原案に対する意見募集の結果を公表しました。
提出された意見及びそれらに対する総務省の考え方を踏まえ、「電気通信事業分野における市場検証(平成30年度)年次レポート」と、「電気通信事業分野における市場検証に関する基本方針(令和元年度版)」を策定しています。
この「電気通信事業分野における市場検証(平成30年度)年次レポート」から、国内の市場動向について、とりあげたいと思います。
2018年度末時点におけるISP市場の事業者別シェアは、
KDDI系が31.3%(2016.3比+10.4ポイント、2018.3比+0.5ポイント)
NTT系が24.3%(2016.3比▲2.5ポイント、2018.3比▲0.6ポイント)
ソフトバンク系が13.5%(2016.3比+0.2ポイント、2018.3比▲0.2ポイント)
ベンダー系70が13.3%(2016.3比▲9.1ポイント、2018.3比+0.2ポイント)
となっているいます。
事業者のトップをみると、NTTコミュニケーションズ(OCN等)が15%となっています。
出所:総務省 電気通信事業分野における市場検証(平成30年度)年次レポート 2019.8
出所:総務省 電気通信事業分野における市場検証(平成30年度)年次レポート 2019.8
ISPの市場規模(契約数)でみてみましょう。
2018 年度末時点における ISP(固定系)市場の契約数(契約数5万以上の ISP の「固定系インターネット接続サービス」契約数)は、4,122 万(2016.3 比+4.9%、2018.3 比+0.9%)となっていいます。