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Hosted Private Cloudの上位3社はIBM、Rackspace、NTT パブリッククラウドの上位は、AWS、Microsoft、Googleの3社は揺るがず

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米調査会社の Synergy Research Groupは2019年9月19日、7つの主要なクラウドサービスおよびインフラストラクチャ市場調査を公表しました。

Half-Yearly Review Shows $150 billion Spent on Cloud Services and Infrastructure

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出所: Synergy Research Group 2019.9.19

本調査では、2019年上半期の市場は1,500億ドルを超え、2018年上半期から24%成長しています。市場のセグメントでは、IaaSとPaaSの成長率が44%で最も高く、続いてエンタープライズSaaSが27%、UCaaSが23%、Hosted Private Cloudの成長率は20%となっています。

また、クラウドプロバイダーのコロケーションおよびデータセンターリースへの支出は17%増加しています。全体として、クラウドサービスへの支出は、データセンターインフラストラクチャのサポートへの支出よりもはるかに大きくなっています。

クラウドエコシステム全体で、前半の市場セグメントリーダーの中で最も目立ったのは、Microsoft、Amazon / AWS、Dell EMC、Cisco、HPE、およびGoogleとなっています。

他の主要なプレーヤーには、Salesforce、Adobe、VMware、IBM、Digital Realty、Equinix、Rackspaceが含まれます。これらの企業は全体として、クラウド関連の収益の半分以上を占める状況となっています。

Hosted Private Cloudの上位3社はIBM、Rackspace、NTT となっています。米国勢が世界のマーケットをリードする中、日本の事業者としてはNTTのみとなっています。

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