5つのクラウド事業者が市場の4分の3を支配。クラウド市場の成長率は40%弱、市場シェアはAWSが33%でマイクロソフトやグーグルなどが圧倒的優位に
Synergy Research Groupは2019年7月26日、第2四半期の世界のクラウドインフラストラクチャサービス市場の動向を予測しました。
Cloud Service Spending Still Growing Almost 40% per Year; Half of it Won by Amazon & Microsoft
クラウドの市場は前四半期から16億ドル以上増加し、これまでに2番目に高い増加となっています。
Amazonが市場を大きくリードし、33%の高い市場シェアを維持しています。マイクロソフト16%、グーグル8%、アリババ、テンセントの4つのクラウド事業者が、市場を凌駕し、市場シェアを拡大し続けています。
マイクロソフト、グーグル、アリババ、テンセントの4つのクラウド事業者を足してもAWSには追いつけていません。これらの事業者とAWSを組み合わせて、市場の4分の3を支配し、その市場の優位性は顕著になっています。
一方、IBM、Salesforce、Oracle、およびRackspaceの4つのクラウド事業者もマーケットを牽引していますが、成長率は低く、ニッチの領域となっています。
出所:Synergy Research Group 2019.7.26
2006年11月、当日のサン・マイクロシステムズのCTO、グレッグ・パパドポラスが
世界に"コンピュータ"は5つあれば足りる(The World Needs Only Five Computers)
のブログの内容が当時、大きな話題となりました。
世界のクラウド事業者の5つの事業者が市場の4分の3を支配しており、グレッグ・パパドポラス氏のブログの内容が現実のものとなってきました。