世界の"コンピュータ"は5つへ?。Amazonがさらにシェア拡大、成長率トップのMicrosoft、追いかけるGoogle、 Alibaba、ちょっと苦戦のIBM、Next 10は減少に
米調査会社のSynergy Research Groupは2019年2月5日、第四四半期のクラウドインフラサービス市場のマーケットシェアを公表しました。
Fourth Quarter Growth in Cloud Services Tops off a Banner Year for Cloud Providers
出所:Synergy Research Group 2019.2
クラウドインフラサービスの成長は2017年の第四四半期と比較すると45%成長しており、2018年通年でみると48%と高い成長率を示しています。市場規模は第四四半期で200億ドル、通年で700億ドル規模となっています。
クラウドインフラサービス市場のマーケットはAWSが大きくリードしており、続く4社を大きく引き離しています。
追いかけるクラウド事業者ではMicrosoftが大きく成長率を伸ばしており、Google、 Alibabaが市場シェアを伸ばし、追いかける構図となっています。前年からシェアを落としているIBMは、これらの上位事業者とは異なる動きをしており、 ホステッドプライベートクラウドの領域に注力しています。
上位5社がクラウドインフラサービス市場の約6割を占める状況となっており、Next 10の事業者のシェアが下落しており、残りの事業者はさらに減少傾向が顕著となっています。
上位5社がシェアを拡大し、Next 10が微減、残りの事業者は大きく減少、という傾向はしばらく続き、クラウド事業者の再編も進むことになるでしょう。
2006年11月、当日のサン・マイクロシステムズのCTO、グレッグ・パパドポラスが
世界に"コンピュータ"は5つあれば足りる(The World Needs Only Five Computers)
のブログの内容が当時、大きな話題となりました。
日本の事業者の頑張りに、、とは思っていますが、この流れは、近い将来、現実のものとなるのかもしれません。