企業はどんなAI人材を求めていて、どんな目的でAIを利用しようとしているのか。
コンサル会社のDeloitteは2018年10月、「State of AI in the Enterprise, 2nd Edition」を公表しました。
本調査は、米国のアーリーアダプター企業の幹部1100人を対象に実施しています。
企業のAI活用で最も人気が高いのが
・Enterprise software with AI(59%)
・Codevelopment with partners(53%)
・Cloud-based AI(49%)
・Open-source development tools(49%)
・Automated machine learning(46%)
・Data science modeling tools (44%)
AIの機能が実装さえているエンタープライズソフトウェアでは、利用者もそれほど意識することなく、AIの恩恵を受けられるといったメリットがありそうです。
では、企業がAIを推進するにあたって、どんな人材を必要としているのでしょうか。
最もニーズが高いのが、AI researchersの31%で、続いて、AI software developersが28%、Data scientistsが24%と続いてます。
いろいろと調べて、開発をしてというニーズが高いと思われます。
では、どんな目的で利用しようとしているかというと、IT automationが47%で最も高く、Quality control/detecting defectsが46%、Cybersecurityが41%と続いています。
AIで新しいビジネスをというよりも、自動化やガバナンス、品質やセキュリティ対策といった改善部分への期待値が現時点では高そうです。