STI for SDGs の推進に関する基本方針と文部科学省施策パッケージ
文部科学省は2018年8月31日、「STI for SDGs の推進に関する基本方針と文部科学省施策パッケージ」を発表しました。
文部科学省では、「STI for SDGs の推進に関する基本方針」を策定するとともに、STI施策を通じたSDGs達成への文部科学省の貢献のあり方を整理し、その実現のために必要となる施策を体系的に示した「STI for SDGs 文部科学省施策パッケージ」を策定しています。
文部科学省の役割・取組方針は、
・多様な研究機関等を所管し、主要な科学技術施策を実施していることから、政府全体の取組に積極的に参画し、主体的に貢献。
・既に各種施策を通じてSDGs課題の解決に寄与してきた実績等も踏まえつつ、さらに施策を充実。
・STI for SDGsの取組が、STIのあり方自身に変革を迫る契機であることを踏まえ、創造的・革新的技術シーズの創出とバックキャスト・デザイン思考の効果的な組み合わせ、多様な専門家が分野等を越えて結集して新たなアイデアの創出を促進する仕組み、各セクターを越境し繋ぐ人材の育成等が必要であるという視点を持って具体的取組を推進。
となっています。
STI for SDGs推進に向けた文部科学省の取組では、
(1)「STI for SDGs 文部科学省施策パッケージ」の策定
(2)施策パッケージに基づくSTI for SDGsの推進
(3)広報・啓発活動の推進
(4)推進体制
を基本方針としています。
文部科学省では、「STI for SDGs 文部科学省施策パッケージ」を策定し、 本施策パッケージに盛り込まれた施策について全体的・俯瞰的なアプローチにより体系的・戦略的に実施。毎年度の概算要求に適切に反映すること等により、STI for SDGs施策の戦略的かつ着実な推進を図るとしています。
文部科学省では、主なSTI for SDGs施策体系の見える化により、今後、様々なステークホルダーとの関わりや対話が促進され、協働・共創に繋がることを期
待し、分野・セクターを超えた様々なステークホルダーを幅広く巻き込んだオープンな議論等を通じて、これらの協働・共創を推進する。そのための「場づくり」、「オープンプラットフォームの形成」に貢献したいとしています。
出所:文部科学省 2018.8