サイバーセキュリティ人材育成・活躍促進パッケージとは
経済産業省は2018年5月30日、産業サイバーセキュリティ研究会(第2回)を開催し、「産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクションプラン」を公表しています。
アクションプランの4つの柱は以下のとおりとなっています。
1.サプライチェーンサイバーセキュリティ強化パッケージ
2.サイバーセキュリティ経営強化パッケージ
3.サイバーセキュリティ人材育成・活躍促進パッケージ
4.セキュリティビジネスエコシステム創造パッケージ
今回は、「サイバーセキュリティ人材育成・活躍促進パッケージ」について紹介をしたいと思います。
サイバーセキュリティ人材育成・活躍促進パッケージの全体像では、
ユーザー企業において必要となるセキュリティ人材の定義、評価指標が不明確であり、「セキュリティの理解を持って高度な経営判断を補佐する人材」の育成が不十分となっており、教育プログラム策定への貢献など、産業界の教育への取組の強化が期待されるとしています。
出所:経済産業省 産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクションプラン 2018.5
セキュリティ人材の流動化に対応できる『セキュリティ人材活用モデル』の構築では、サイバーセキュリティ経営の実現を目指す企業と求められるスキルを持つセキュリティ人材をマッチングするモデルの構築を目指すとともに、セキュリティ人材の最適活用、処遇改善につなげ、流動化に対応した人材市場を実現していくとしています。
出所:経済産業省 産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクションプラン 2018.5
サイバーセキュリティ経営を進める戦略マネジメント層の育成では、セキュリティの理解を持って高度な経営判断を補佐する人材『戦略マネジメント層』を育成するために、 産学官連携やICSCoEを拠点としたプログラムを開始していくとしています。
出所:経済産業省 産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクションプラン 2018.5
産学官連携の促進 「学」向けのトレーニングの提供では、セキュリティ教育の機会を提供するため、教える側の質的向上・量的拡充が必要とし、「学」の教員向けにIPA、JPCERT/CCにより、FD(Faculty Development)等の研修機会を提供していくとしています。
出所:経済産業省 産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクションプラン 2018.5