AI-Readyな社会イメージとは
内閣府は2018年6月1日、「人間中心のAI社会原則検討会議(第2回)」を開催し、 AI-Readyな社会のビジョンと実現に向けた課題について議論・検討を行っています。
AI-Readyな社会のイメージと移行に向けた課題検討では、日本政府が目標としているSociety5.0の望ましい社会像は人によって多様ではあるが、そこに至る手前の社会であるAI-Readyな社会の具体的イメージと、現在からAI-Readyな社会に移行するうえでの課題(道筋)を示し、共通的に押さえておくべき原則や保持しておくべきVisionや理念を見出すことの必要性を示しています。
出所:人間中心のAI社会原則検討会議(第2回) 2018.6
構成員プレゼンの観点は、
・AI-Readyな社会の具体的なイメージ(何ができている社会か)?
・AI-Readyな社会で必要とされる要件はどのようなものがあるか?
・現在からAI-Readyな社会に移行するうえで、どのような課題があるか?
(倫理的、法的、経済的、教育的、社会的、研究開発的・・)
・AI-Readyの先にあるSociety 5.0の望ましい社会像の方向性は?
となっており、
意見交換の論点は、
・構成員プレゼンから共通的に見出せることは?
・AI原則に盛り込むべき内容は?(考え方、要件・・)
・AI原則の発信目的、対象は?(誰に対して、何を伝え、どう動いてもらいたいか)
(対象例:政府、企業、技術者、ユーザ、国際社会、etc・・)
となっています。
人間中心のAI社会原則検討会議のアウトプットレベル(案)では、Society 5.0に向けて、個別課題に対するガイドライン等を検討する各省や各団体等のAIに関わるマルチステークホルダーが、共通的に押さえておくべき考えを示した理念やビジョン、原則等としてはどうかとし、以下のとおり、整理しています。
出所:人間中心のAI社会原則検討会議(第2回) 2018.6