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人工知能技術戦略会議における検討状況について

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政府は2018年4月9日、「総合科学技術・イノベーション会議 重要課題専門調査会(第14回)」を開催し、人工知能技術戦略会議における検討状況についても議論・検討を行っていますので、その一部をご紹介したいと思います。

人工知能技術戦略会議では、昨年策定した人工知能技術戦略をより具体化し強化するため、実行計画を策定中で、AI人材基盤の確立は急務であるにも関わらず、検討が遅れており早急な具体策の検討が必要としています。

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出所:総合科学技術・イノベーション会議 重要課題専門調査会 2018.4

AI人材基盤の確保では、

AI時代の到来を踏まえ、①先端IT人材、②一般IT人材、③ユーザー等の全ての人材レベルに対する育成が必要として以下の提言などを示しています。
○ 2020年に、先端IT人材約5万人不足、一般IT人材約30万人不足(60万人(2030年))
○ 先端IT人材を毎年約2~3万人、一般IT人材を毎年約15万人追加育成することが急務。
○ AI時代には、基礎学力、課題設定力、コミュニケーション力等人間としての基礎力がより一層問われる。

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出所:総合科学技術・イノベーション会議 重要課題専門調査会 2018.4

AI人材基盤の確立に向けた今後のアイデアでは、オンライン教育の活用による人材供給拡大」「産も参画した実践的教育の展開」「AI人材の高待遇化による人材獲得」を始めとした産学官が総力をあげた取組を展開していくとしています。

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出所:総合科学技術・イノベーション会議 重要課題専門調査会 2018.4

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