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海上ブロードバンドのあるべき方向性と普及に向けた取り組み

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総務省・国土交通省・農林水産省は2018年3月28日、「海上における高速通信の普及に向けて(最終報告)」を公表しました。

陸上では、大容量の情報通信インフラの整備が進んでいますが、海上では、衛星通信が利用されていますが、海上需要の密度など陸上と異なる制約があるため、通信料金は陸上の40倍以上で、通信速度は陸上の1/25以下となっており、ブロードバンドの普及に関して、陸上と海上との格差(海上のデジタル・ディバイド)が広がっています。

このため、船員・乗客が陸上と同じように通信環境利用できる環境を目指し、利用者である船舶サイドのニーズも踏まえた海上ブロードバンドの普及方策等を検討し、今回、別最終報告を取りまとめを行っています。

海上ブロードバンド普及に向けた取組みの課題は、

(課題1)衛星通信サービスの更なる高度化
(課題2)普及に向けた周知の方法
(課題3)利用者のニーズの把握・掘り起こし
(課題4)事業者への情報提供

をあげています。

(1)衛星通信サービスの更なる高度化では、平成29年度に最大10Mbpsの通信速度(陸から海上)のサービスが開始され、総務省が平成30年度以降の衛星通信サービスの更なる高度化を円滑に進めるための制度化等を実施しています。

(3)利用者のニーズの把握・掘り起こし、 (4)事業者への情報提供では、海上ブロードバンドの普及に向けて、利用者と事業者のニーズのマッチングといった取り組みを進めていくとしています。

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出所:海上における高速通信の普及に向けて(最終報告) 2018.3

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