国家戦略特区における地域限定型 規制のサンドボックス制度の創設について
政府は2018年2月1日、「未来投資会議(第13回)」を開催し、成長戦略のKPIの進捗状況や産業競争力強化のための重点施策などについて、議論・検討を行っています。
本会議では、国家戦略特区における地域限定型 規制のサンドボックス制度の創設などの規制緩和についても、検討を行っていますので、紹介をしたいと思います。
政府では、産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動拠点の形成を図るため、新しい政策パッケージ(平成29年12月8日閣議決定)及びまち・ひと・ しごと創生総合戦略(平成29年12月22日閣議決定)を踏まえ、国家戦略 特別区域法において、新たな規制の特例を設ける等の措置を講寺庭区としています。
その一つの措置が、国家戦略特区における地域限定型 規制のサンドボックス制度の創設です。
規制のサンドボックス制度とは
イノベーション促進のために、一時的に規制の適用を停止するなど、新たなビジネスの実験場の仕組みとしてイギリスなどで始められた「規制の砂場(Regulatory Sandbox)」をいう。これを参考に、 特区においても、監視・評価などの事後チェックルールを整備し、近未来技術実証に関する事前規 制・手続きを見直すことで、迅速・円滑に実証実験を実現する仕組みを設けようとするもの。
と定義しています。
規制のサンドボックス制度では、自動走行、小型無人機その他、近未来技術や第四次産業革命の実現に関連する実証実験を、特区内に地域限定型のサンドボックスを設け、より迅速・円滑に実現できるようにするとともに、監視・評価体制を設けて事後チェックを強化し、その代わり、事前規制は最小化していくとしています。
出所:「未来投資会議(第13回) 2018.2.1
自動運転に係る実証事業のイメージは以下のとおりです。
出所:「未来投資会議(第13回) 2018.2.1
ドローンなどの航空機の飛行に係る実証事業のイメージ は以下のとおりです。
出所:「未来投資会議(第13回) 2018.2.1
革新的無線技術に係る実証事業のイメージは以下のとおりです。
出所:「未来投資会議(第13回) 2018.2.1