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テレワーク・デイで、当日の都心部の人口は減少していたのか 〜モバイルビッグデータ分析から

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総務省は2017年10月12日、『モバイルビッグデータを活用した「テレワーク・デイ」の効果検証』を公表しました。

本検証には携帯電話利用者の位置情報等のモバイルビッグデータによる分析が威力を発揮するため、ドコモ・インサイトマーケティング、KDDI、ソフトバンクの協力を得て、「テレワーク・デイ」当日の人口変動について分析を行っています。

テレワーク・デイ当日の10時台に人口が減少した東京23区内の500mメッシュを比較すると、1位は豊洲、2位は浜松町、3位は品川で、豊洲周辺(1.5kmメッシュ)の人口減は最大約4,900人(10%減)となり、特に40歳代男性の人口減が顕著となっています。

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出所:総務省 2017.10.12

テレワーク・デイ当日の出勤率が5%以上減少していた東京23区内の500mメッシュは、江東区・品川区・渋谷区・新宿区・中央区・千代田区・港区などに幅広く分布しており、 一定のワーク・シフトが広域的に発生していたことが推察されるとしています。

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出所:総務省 2017.10.12

鉄道各社調べによれば、ピーク時間帯(朝8時台)の利用者減少量は東京メトロ 豊洲駅で10%減、都営芝公園駅で5.1%減、都営三田駅で4.3%減(いずれも昨年7/25(月)同時間帯との比較)などとなっています。

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出所:総務省 2017.10.12

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