総務省重点施策2018〜新たな人工知能技術の開発・実証
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総務省は2017年8月31日、「落ち着いて、やさしく、持続可能な社会の実現(総務省重点施策2018)」を公表しました。また、「平成30年度総務省所管予算概算要求の概要」も同日公表しています。
今回は、ICTによる経済成長の実現の「(8)新たな人工知能技術の開発・実証」について、紹介したいと思います。
(a)脳に倣う新たな人工知能の実現では、
脳神経回路の演算メカニズムに倣い、少数データ、無作為データからリアルタイムに取捨選択しながら、特徴・意味を抽出し、分類・学習すること等を可能とする次世代人工知能技術の実現に向けた研究開発を推進
として、平成30年度総務省所管予算概算要求の概要は以下となっています。
【予算】 次世代人工知能技術の研究開発 3.0億円(29年度 4.1億円)
出所:総務省重点施策2018 2017.8
(b)高度対話エージェント技術の研究開発・実証では、
・世界的に認められた「おもてなし」に代表される日本の対人関係観を反映した「よりそい」型対話を実現可能とする高度対話エージェント技術の研究開発・実証を推進
・開発コミュニティの構築等を促しつつ、自然言語処理技術の社会実装を促進するとともに、我が国ならではの社会課題の解決や社会貢献に寄与
として、
【予算】 高度対話エージェント技術の研究開発・実証 6.0億円【新規】
を概算要求しています。
出所:総務省重点施策2018 2017.8
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