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ベンチャー・エコシステムの⽬指すべき⽅向性と課題

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政府の未来投資会議は2017年2月23日、「構造改革徹底推進会合「第4次産業革命(Society5.0)・イノベーション」会合(イノベーション)(第3回)・「企業関連制度改革・産業構造改革‐長期投資と大胆な再編の促進」会合(ベンチャー)(第2回)合同会合」を開催し、内閣府、文部科学省、経済産業省、そして、人工知能技術戦略会議から資料を提示しています。

今回は、経済産業省のイノベーション・ベンチャー政策から、ベンチャー・エコシステムの⽬指すべき⽅向性と課題について少しまとめてみたいと思います。

日本の産業が抱える構造的課題の解消に向けて、新陳代謝の観点から、適切な再編・撤退判断や成⻑分野への新規投資の活発化など特に肝要としており、、ベンチャー政策については、「新」の部分における新たな成⻑分野への新規投資の観点から重要としています。

我が国のベンチャー・エコシステムの⽬指すべき⽅向性としては、このような好循環を⽣み出すベンチャー・エコシステムの構築に当たって、ベンチャー企業の各ステージにおける課題について、それぞれに応じた処⽅箋で解決することが必要としています。

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出所:未来投資会議 2017年2月23

ベンチャー・エコシステムの構築に向けたステージ別の課題では、Seed/ Early Stageでは、⼤学・研究開発法⼈による研究開発型ベンチャー創出⼒の不⾜や起業数の不⾜があげられています。Later Stageでは、EXIT⼿段の偏り(IPO偏重)やグローバルベンチャーが少ないなどがあげられています。

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出所:未来投資会議 2017年2月23

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