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自動走行技術の進展に伴うビジネスモデルとは

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IT総合戦略本部は2016年3月2日、「第13回新戦略推進専門調査会道路交通分科会」「第21回SIP自動走行システム推進委員会」 合同会議を開催し、官民ITS構想・ロードマップ2015見直しに向けた論点について議論が行われています。

本合同会議では、自動車・移動サービスのビジネス・モデルの方向について検討を行っています。

自動走行技術の進展、特にConnected Carの進展に伴い、今後、自動車・移動サービスに係るビジネス・モデルやその付加価値の重心が変化していく可能性があるとし、製造事業者による垂直統合体制で生産された車両販売から、水平型に展開する事業者(プラットフォーマー)による移動サービスの提供にシフトする可能性があるとしています。

今後、共有型経済(シェアリングエコノミー)の進展し、個人や事業者など多様な主体による移動サービスが普及することを念頭に、今後将来的に、事業者の動向を踏まえつつ、これらに向けた民間企業によるビジネス展開が適切に進むよう、必要な制度整備等の在り方について検討するとしています。

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出所:「第13回新戦略推進専門調査会道路交通分科会」「第21回SIP自動走行システム推進委員会」 合同会議 2016.3

将来的には、自動走行システムに係る水平的ビジネス基盤(プラットフォーム)は、特にレベル4・無人自動走行移動サービスの段階になると、現在拡大しつつある共有型経済(シェアリングエコノミー)の進展に伴う配車・マッチング等に係るプラットフォームなどとの競合、連携が進む可能性があるとしています。

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出所:「第13回新戦略推進専門調査会道路交通分科会」「第21回SIP自動走行システム推進委員会」 合同会議 2016.3

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