2015年の仕事を振り返る
2015年は、自分自身にとって、仕事においても、とても充実した年となりました。
メインの業務は、クラウドサービスの広報宣伝、そしてマーケティングの一部を担当しました。年間、数十程度のイベントやセミナー、取材対応、そして、自社のクラウドサービスに関わるほぼすべてのニュースリリースを担当することができました。イベントではできるだけ多くの時間、ブースに立ち、いろんな方の声に耳を傾け、ユーザ目線を大切にするよう心がけてきました。
一方、クラウド・エバンジェリストとして、セミナーやイベントなどで50近くの講演を担当することができました。営業からの相談や同行訪問の依頼も飛躍的に増え、CIOなどの情報システム部門の意思決定者へ訪問する機会も増え、経営者層の情報システムに対する考え方を学ぶとともに、対応の責任の重さも感じた1年でした。
OpeStack Day Tokyo より
また、パートナー様をはじめ、多くのビジネス接点もできました。クラウドビジネスは、自社だけでできるものは少なく、パートナー様の力がとても重要であり、パートナー力がクラウドビジネスのドライブにおいて大きく左右するということも改めて感じた1年でした。
業界とコミュニケーションできる社内人材を育成していくということも特に意識した1年でした。プレゼンの機会をいただいた際、自分が発表するのではなく、できるだけ、その分野で業務をしている若手や中堅をアサインし、発表する機会を意識的につくることをしました。
海外勢のクラウド事業者と比べると、業界やコミュニティに入り込み、コミュニケーションできるシニア層や若手中堅層が圧倒的に少ない状況で、まだまだ、組織的な底上げが必要と感じた1年でもありました。
また、クラウドのインフラレイヤだけでなく、IoTやスマートマシンといった上位レイヤも積極的にインプットし、発信する機会を持つように意識して行動してきました。クラウドのインフラレイヤはコモディティ化が進み、差別化が困難になる中、いかにデジタルビジネスなど上位レイヤで勝負できるか、提案できるかといったことが重要であると感じた1年でもありました。
この1年間は、総じて、自分自身の目標や行動指針の軸足がしっかりとし、自社のクラウドサービスのプレゼンス向上にも微力ながら貢献でき、比較的主体的に行動できた1年だったと感じています。