毎年、地方圏から東京圏へ約10万人の若者が流出。地元で就職しても4割の新卒が2年以内に離職。地域しごと創生会議より。
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まち・ひと・しごと創生本部は2015年11月17日、「地域しごと創生会議(第1回) 」を開催し、地域しごと情勢を巡る現状と基本的な対応方針について、議論を進めています。
配布資料の「「しごと創生」を巡る現状と課題について 」では、40ページにもおよぶ、地方経済共通の課題と処方箋などが紹介されており、地域課題の深刻さがうかがえる内容となっています。
何回かに分けて紹介をしていきたいと思いますが、
毎年、地方圏から、東京圏に毎年、10万人の若者が流出しているということです。東京圏に人気企業が集中しているのも大きな背景としてあるでしょう。
出所:地域しごと創生会議(第1回) 2015.11
一方、地元の就職でも、就職しても4割の新卒が2年以内に離職するという状況となっています。よく3年で3割が離職するというデータが紹介されますが、それ以上に地方(従業員の少ない)会社の離職率は深刻な状況といえるでしょう。
出所:地域しごと創生会議(第1回) 2015.11
こういった若者の東京圏への集中や、地元の離職率の高さが、地域経済全体の伸び悩みや、地盤沈下を引き起こしている状況の一つの理由になっているといえるでしょう。
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