スマートマシンの構成概要図のまとめ
スマートマシンの構成について、自分なりにどのような構成なのか、まとめてみました。
◯スマートマシン
マシンについては、ドローン、そして自動走行車などの「Movers(移動する)」や人の行動を支援するロボットなどの「Doers(行動する)」があげられます。
◯マシン向けミドルウェア・OS
スマートマシンが動くためには、パソコンのWindowsや、スマートフォンのiOSやAndroidに代表されるように、OS(オペレーティング・システム)がベースとなります。今後、ロボットやドローンなどのマシン向けのOSのデファクトスタンダード化に向けた競争が加速していくでしょう。
◯マシン向けセンシング、認識技術
スマートマシンが、自律的に動作していくには、位置や周囲の状況を確認して動作していく必要があり、そのためには、カメラやレーダ、センサーなどのセンシング・認識技術の実装が前提となります。
◯共通プラットフォーム(クラウドサービス)
それぞれのスマートマシンは単体で動作するのではなく、共通プラットフォームとなるクラウドサービスを経由して、データの分析処理や、各種アプリケーションの動作連携をします。
◯ビッグデータ蓄積・分析処理
カメラやセンサーなどから収集された膨大なデータをクラウド経由で蓄積・分析処理し、適切な行動を導き出します。
◯人工知能プラットフォーム
ディープラーニングに代表される機械学習、画像認識・音声認識、自然言語処理などの人工知能として動作するプラットフォームとの連携により、自律的に動作できるスマートマシンが実現します。
◯分野別アプリケーション
スマートマシンを利用するためには、医療や農業、製造など、さまざまな領域での活用が見込まれており、人工知能プラットフォームと連携した患者の症状を診断するといったような分野別のアプリケーションが必要となります。
◯インテグレーター/サービスパートナー
スマートマシンが実際に利用されるようになるためには、マシンからアプリケーションまで、幅広いレイヤで組み合わせて構築し、運用していく必要があります。また、認証やセキュリティやデータのバックアップなど、さまざまなサービスパートナーが提供するサービスとも状況により連携が必要となるでしょう。
◯利用ユーザー
スマートマシンは、さまざまなレイヤが連携して構築されることで、利用ユーザに提供されるようになります。