AWSは市場を支配し成長率は49%、マイクロソフトの成長率は96%

米調査会社のSynergy Research Groupは2015年4月27日、第一四半期におけるクラウドインフラサービス市場を公表しました（ニュースリリース）。

AWSのシェアは、引き続き、セールスフォース、マイクロソフト、IBM、グーグルを合計値を上回り市場を支配しているものの、AWSの成長率は49%となっています。一方、マイクロソフトが96%と高い成長率を示しており、グーグルの74%、そしてIBMの54%と続いています。このままの成長率が続くことになれば、AWSの市場の支配力は弱まっていく可能性も否定できないかもしれません。

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出所：Synergy Research Group 2015.4.27

先日、AWSは初めてクラウドに関する決算を発表したことが話題となりました（関連記事）。決算発表では、AWSの第1四半期の売上高は前年同期比49％増の約15億6600万ドルで、営業利益は同8％増の2億6500万ドルとなっており、特に高い利益は市場から高い評価を獲得しています。

引き続き、クラウドサービスの市場は拡大していくことが予想されますが、上位事業者がどのように市場争いを繰り広げていくのか、また、上位勢を追いかける事業者がどのような巻き返しをしてくるのか、ニッチなサービスで展開を強化していくのか、今後の市場の展開も注目していきたいと考えています。