クラウド向かう未来とは?(1):クラウド進化のトレンド
2011年6月8日のINTEROP2011でNTTコミュニケーションズのブースで「クラウドの向かう未来とは?」タイトルでお話をさせていただきました。資料はこちらからダウンロードすることができます。
今回、お話をさせていただいた内容を、何回かに分けてお話をさせていただきたいと思います。
クラウドコンピューティング進化のトレンドですが、政治的(Political)、経済的(Economic)、社会的(Socisal)、技術的(Technological)のPESTの視点で整理をさせていただきました。
政治的視点
政府は、総務省の「スマート・クラウド戦略」などに代表されるように、政策的にクラウドを積極的に推進し、データ利活用による産業創出や、自治体クラウド、医療クラウド、教育クラウド、農業クラウドに代表されるように、公共分野での社会インフラとしてのクラウドに力をいれています。クラウドは、今後、社会を支える社会基盤としての位置づけも強くなっていくことでしょう。
経済的視点
米国ではクラウドエコノミクスというキワードが注目されていますが、クラウドはテクノロジよりもむしろ経済的な観点が重要なポイントとなります。事業者がクラウドビジネスを展開していくにあたっては、投資が必要となるために、コスト評価やROI(投資収益率)のをしっかりと見る必要があります。これまで、クラウドはマーケティング的な用語の位置づけが強く、規模の規模の経済によるシェアの確保という観点から、赤字覚悟でもビジネスを展開している事業者もありましたが、中長期的に考えると、しっかりと儲かる仕組みでのクラウドビジネスモデルを考えていく必要があるでしょう。
社会的視点
クラウドの活用は、これまではコスト削減や企業の生産性向上などが重視されてきていましたが、クラウドエコシステムやクラウドコミュニティに代表されるように、クラウドで社会全体をより良くするという流れに変化してきていると感じています。
技術的視点
クラウド関連の技術はここは整理できないのですが、特に大きな流れが出てきているのが、クラウドのオープン化です。また、スマートフォンやタブレットに代表されるように、モバイルクラウドの流れがここ数年で大きく伸びていくことになるでしょう。
※「わんとぴ」キュレーター担当しています
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