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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

クラウドの進展が企業の電話を変える

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iPhoneに代表されるように、コンシューマのスマートフォンの利用が進んでいます。企業での導入事例も徐々に増えつつあり、社内情報システムへのアクセスや電子メールやグループウエアなど、様々な活用が期待されています。

日経コミュニケーションの(2010.11)の特集「企業の電話をもっと”スマート”に クラウドとSIPが生み出す新しい形」では、スマートフォンの普及やLTEやモバイルWiMAX等の無線通信の広帯域化により、企業の内線サービスに大きな変化が生まれ、VoIPやワンナンバーの実現など、新たなFMC(Fixed Mobile Covergence)が次々と登場している点が紹介されています。

5年程前には、「IPセントレックス」というPBXをデータセンター側に設置し、ユーザ側はSIP端末で利用するソシューションやサービスが注目されましたが、企業向けの機能が十分ではなく、普及までには至りませんでした。私自身も、よく提案をしましたが、多くの企業には採用していただけませんでした。しかし、クラウドの流れは企業の電話のあり方も変えようとしています。

企業の多くがクラウドコンピューティングを導入を検討する時代になり、情報系や勘定系など、どのシステムをクラウドへ移行するかといったように、クラウドへのマイグレーションが大きなテーマとなっています。企業がスマートフォンの導入が本格的に進むようになれば、モバイルクラウドサービスの導入も検討対象となり、内線サービスやVoIPやワンナンバーの採用、そしてPBXのクラウド化などの電話サービスの導入も視野に入ってくるでしょう。

クラウドが進展し、スマートフォンの導入が進み、企業の電話のあり方が変わり、今回のテーマでは余談ですが社内ソーシャルメディアも進めば、新たな利用シーンが生まれるとともに、企業内のコミュニケーションのあり方も大きく変わっていくのかもしれません。

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