【お詫びとお礼】「クラウド・ビジネス」入門の品切れについて
2009年2月に上梓した「クラウド・ビジネス」入門ですが、1週間ほど前に、品切れとなり、アマゾンでは新品は、購入できない状況(中古品のみ)となりました。購入できるのは、各書店に並んでいるのみとなりますが、都内においては、丸善、紀伊国屋、三省堂、八重洲ブックセンターなどの書店では、ほとんど在庫がない状況となっています(自分の足で確認し、サイトで在庫状況などを確認しました)。購入を検討されていた方にとっては、大変申し訳ございません。
通常、IT関連の本は、新鮮さが勝負ですので、発売後数ヵ月後までが売れ行き好調なのですが、幸いにもその後も予想以上に購入される方が継続的にいらっしゃいました。出版社では増刷も検討されたようですが、刊行されてから既に1年半近くが経っており、クラウドの流れも大きく進化しているため、増刷はしないこととなりました。
「クラウド・ビジネス」入門 が最近になっても購入される理由は、自分なりに分析すると、クラウドコンピューティングに対してトレンドやテクノロジーの視点から、実際導入するにあたっての検討段階に入って購入される方が多かったのではないかと感じています。本書では、第一章が導入事例となっており、実際に導入企業を訪問してインタビューをし、書き起こしています。
私自身、企業などの情報システム部門を訪問し、クラウドに関して、情報交換や提案をする機会も増えてきています。実際に話をしてみて、これから中長期的にクラウドとどのように向かい合っていくか、真剣に考えている担当者の方が、増えてきているように感じています。
クラウドに関するテーマで本を書くということが決まったのは、約2年前の8月です。当時は、クラウドというキーワードが、どこまで一般的に浸透するのは、半信半疑でしたし、日本の企業がクラウドという言葉を使うのはほとんどなかったように記憶しています。そういった時期に、本を書くのは、非常に冒険でしたが、今となっては、こういった時期にクラウドという本に挑戦できたのは、本当に幸運だったと思っています。
本を通じて、多くの方々から問い合わせをいただき、本当にたくさんのつながりを広げることができました。この場を借りて、感謝申し上げます。
また、折を見て、2冊目の本に挑戦してみたいと思っています。