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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

iPadは子どもたちに使わせてみたい

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私自身、教育ICT分野にはそれなりに関わってきています。約5年前の1年間は教育ICT分野にどっぷりつかり、全国を回りICTを使った授業の現場を見てきました。また、情報モラル教室などで子どもたちに教えてきたりもしました。今は、その比率はだいぶ少なくなっていますが、1割程度は学校関連の業務に関わっています。余談ですが、現在自分の子どもたちが通う小学校でもPTA副会長もさせていただいています。

学校でのICTの活用は、残念ながら思うようには進んでいません。学校に足を運ぶとパソコンがほこりをかぶっていると思われるところもあり、通常の授業でICTを活用しているケースは多いとはいえません。自民党時代に「スクール・ニューディール」でパソコンの導入を進めていますが、これをどのように活用していくかは、これからの議論となるでしょう。

そこで、学校分野でのICTの利用で期待されるのが、iPadです。自分ももちろん使ってみたいと思いましたが、自分の子どもたちに使わせたい、と思わせるような端末でした。画面の大きさも重さも子どもたちにとって、適しているのではないでしょうか。パソコンの場合は、子どもたちにとってタイピングがどうしてもハードルとなってしまいますが、タブレット型であれば、そのハードルは低いでしょう。

iPadのインターフェイスは子ども向けにもわかりやすく設計されています。そして、電子教科書(教材)などのコンテンツが利用できるようになれば、学校現場で子どもたちがiPadを使い授業を受けている姿を、当たり前のように見るようになるのかもしれません。

日経ビジネス(2010.1.26)の「アップル、タブレット機で教育市場を狙う」記事によると、電子教科書関連の出版社等と交渉していることが書かれています。電子教科書(教材)市場は、将来の顧客獲得にも有利に働くため、iPadをはじめとしたタブレット型のPCや電子書籍リーダーの登場によって、今後の市場拡大が予想されます。

いずれにしても、日本で発売されたら、自分のための端末ではなく、まず、自分の子どもたちの専用端末としていろいろ試してみたいと考えています。

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