クラウドの普及で、「仕分けビジネス」が加速する
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クラウドコンピューティングというキーワードが一般的になる中で、具体的な導入を検討している企業も増加傾向にあります。
日経新聞(2009.12.12)の記事で、富士通の間塚会長兼社長のインタビュー記事が記載されており、クラウドコンピューティング関連について以下のように述べています。
今後は、企業の「情報システム」構築でも『仕分け』が必要になる。(中略)信頼性が命である銀行の勘定系システムなどが直ちにクラウドに移行することはありえない。顧客が自ら仕分けするのは難しいはず。我々ならそこを支援できる
クラウドコンピューティングが今後本格的に普及していくにあたって、どのシステムをどのような優先順位でクラウドに移行し、また、クラウドと既存システムをどのように連携させていくかといった、検討事項が増えてくるでしょう。これまでのシステム更改といった提案よりも、ユーザ側の視点にたって、『仕分け』をし、効率的な「情報システム」の環境構築を支援するといったアプローチが重要となってくるでしょう。
そういった意味で、システム提案や構築能力よりも、『仕分け』のできるコンサルティング能力の高い人材が求められていくのかもしれません。IT業界の人間も大胆な変化を求められているような気がしています。
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