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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

スティーブ・バルマーCEOの話を2年連続聞いてきました

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昨日(11月5日)開催された「Microsoft Developer Forum 2009」に参加してきました。昨年も「マイクロソフトのスティーブ・バルマー氏の講演を聴きました」にあるように、今年で2年連続参加させていただきました。比較してみると、なかなかおおもしろいかもしれません。昨年はWindows Azureの紹介が中心でした。

スティーブ・バルマーCEOの話は何度聞いても迫力があります。去年よりもまして、クラウドコンピューティングのキーワードを多用していました。バルマー氏は、「3スクリーン・アンド・ア・クラウドだ」と説明するように、パソコン、スマートフォン、そしてテレビの3つのスクリーンに注力していくとしています。

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開発プラットフォームに特に注力して話をされていたような気がします。以下の写真が全体像です。

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バルマー氏のスライドを使った説明は、30分もなく、トークセッションを重視していたという印象です。

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バルマー氏は「リッチクラウドとリッチクライアントのやりとりが将来の大きなビジネスとなると信じている」と述べ、クラウドだけでなく、リッチクライアントの重要性を再三にわたって強調していました。

バルマー氏は、クラウドの本気度についての質問を聞かれ、「我々は誰よりもクラウドに突進している。クラウドではリーダーシップを発揮していくことをコミットする」とライバルよりもイニシアティブをとっていく意気込みを見せていたのが印象的でした。

そして、日本のIT企業に対しても「日本のIT業界は様々な強みを持っている。成長の機会は他の国よりもあるかもしれない。業界に刺激を与えることが重要だ」と述べています。

また、一番好きな商品は?という質問に対して「間違いなくWindows 7だ」と述べていましたが、「半年後に同じ質問を受ければWndows Phoneと言うだろう」と述べており、実際にデモも見せるなど、Windows Mobile 6.5をはじめとした今後のスマートフォンの展開が注目されます。

最後に、「是非前向きに。成長のためにできるのはDeveloperの皆様です」とコメントされてトークセッションは終了しました。

バルマー氏のコメントはとてもインパクトがあり、印象に残ります。来年、また開催されるのであれば、是非参加してみたいと思います。

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