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「電子経済産業省アイディアボックス」にアクセスしてみて

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電子経済産業省アイディアボックス」が10月14日に開設したので、早速昼休みにアクセスをしてみました。

新規登録をし、ログインをすると、アイデアを簡単に投稿することができます。投稿されたアイデアは、「最近のアイデア」にリスト化され、人気アイデアもクリックして閲覧することができます。さらに、個々のアイデアに対して「賛成」と「反対」のボタンを押すことができ、コメントでアイデアに対する自分の意見なども投稿することができます。そしてサイト左側では、「1.電子手続き」や「2.行政ホームページ」等カテゴリ別に、アイデアのリストを一覧することができます。

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一方、約1ヶ月間の試験サイトとして運用するだけのため、お金をかけられないというのはあるかもしれませんが、まだまだ改善の余地はあるように思えました。以下、簡単にあったらいいと思われる機能をいくつかあげさせていただきたいと思います。

サイトの構成について
コメントがどのように投稿され、議論されているのかわかりにくいため、例えばサイトの右側でコメント一覧を掲示するなど、議論の見える化が図れると良いのではと思いました。また、どのようなアイデアが人気があるのが、トップページ上で確認できるサイト設計をされると良いのではないかと思いました。コメントと人気ランキングの状況がわかると、アイデアボックスにアクセスした方は、サイトの状況の確認がしやすくなるのかもしれません。
   

また、サイトの左側では、全カテゴリ別に表示されていますが、どこのカテゴリに今どの程度の投稿数があるのか、トップページでは、確認することができません。そのため、サイトのないカテゴリサイトにアクセスしてしまうと、クリックが無駄だったと感じることもあるかもしれません。各カテゴリに例えば「1.電子手続き(15)」等の投稿数が入るとわかりやすいのではないでしょうか。

そして、トップページには「最近のアイデア」では5件の投稿リストのタイトルしか閲覧することができません。トップページにアクセスすると、あまりサイトが利用されていないという錯覚に陥ります。この辺はトップページの掲載リストを増やすか、もしくは一覧ボタンをつくり、一覧で見れるサイトへの誘導をしていく必要があるかもしれません。

それから、Twitterやブログ、それからソーシャルブックマークのボタンをつくるなど、その他のソーシャルメディアの連携を図るということもあるでしょう。さらに、Twitterのアカウントをとって、アイデアボックスの中で今が話題となって議論されているか、アクセスが多いか、などをTwitterで発信するというのもありかもしれません。

使い方の用途について
また、政府がとりまとめた中間報告書において、本サイトでパブリックコメントを求め、意見交換をするといったこともできるかもしれません。
   

今後の展開について
本施策は、意見募集システムの可能性の実験を目的としているため、期間終了後本サイトは閉鎖するとのことです。寄せられた意見は、その後も公開し、今後の電子政府事業の検討の参考としていくようです。
 

米国の事例を見てみると、どうでしょうか? オバマ大統領の新政権移行時の「Change.gov」のサイトにおいては、多くの支持を得たアイデアは「The Citizen's Briefing Book」として、直接オバマ大統領と閣僚に届けられています。

日本においては、アイデアボックスに掲載された意見が、どのようにまとめられ、政府のどのような人にまで届けられるのか、関心があるところです。

いずれにしても、本施策は初めての試みのため、試行錯誤のところあるかと思います。これらの取組みが、全府省に展開されるぐらい効果が確認できると良いのですが、この1ヶ月の動きが注目されるところです。

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