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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

クラウド関連の新聞記事を読む<5月編>

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クラウドコンピューティングというキーワードがIT業界の中だけでなく、一般ユーザにも認知されつつあります。特に新聞に頻繁に掲載されるようになったのが大きいのではないかと感じています。そこでここ数ヶ月の一般から専門までの新聞紙に書かれているクラウド関連記事を5月中旬から少し整理してみたいと考えています

日刊工業新聞では、4月前後から「クラウド時代のセキュリティー」という特集を組んでいます。途中からしか読んでいませんが、富士通の取り組み(日刊工業5.21)では、4月にクラウドコンピューティングセンターを設置し、情報セキュリティガバナンスを支援している取り組みが紹介されています。また、日本ユニシス(日刊5.28)では、SaaSからHaaS、そして自社調達までのサービス提供別情報セキュリティの対応が書かれています。

日経産業新聞では、「持たざるIT」という特集が組まれており、日本IBM(日経産業5.25)ではアウトソーシング案件のうち更新時期を迎えた9割を更新したことが書かれおり、システム開発においてのクラウドコンピューティングセンターの技術を活用している取り組みが紹介されています。日経産業(5.26)では、クラウドのキーワードは出てきていませんが、地銀向けの共同システムのアウトソーシングの取り組みが紹介されています。

日経新聞(5.28)では、NTTの「クラウド研究」が紹介されています。今後3年間で450億円の投資をすることが書かれています。日刊工業(5.28)では、P2Pネットワークの概要が紹介されています。クラウドが普及すればネガティブなイメージの強いP2Pの位置づけも変わってくるのかもしれません。

新聞ではありませんが、日経ヴェリタス(5.31)には、「クラウド商戦、しばらく曇り?」という記事が書かれています。クラウドの普及によIT業界の市場が縮小してしまうのではないかという指摘があり、短期的にはゲームや家電等が追い風になるという内容が書かれています。

5月の新聞記事を読むと、日本経済、日経産業、日刊工業等ビジネスパーソン向けの新聞紙が多いのですが、6月からや一般新聞にも頻繁に掲載されるようになっています。次回は6月以降のクラウド記事についてご紹介します。

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