立ち上がるmicroSDソフトビジネス
先日、T-01AのmicroSDカードを買い換えて今のデータも消去されることなく快適に利用できています。携帯電話やスマートフォンで大容量のデータを扱う、microSDカードを使ったビジネス市場が拡大していくことになりそうです。
ユニバーサルミュージックは、7月27日、microSDで音楽映像を携帯電話視聴向けに販売することを発表しました。第1弾として、ドリームタイムミュージックが発売する「We Are The World(定価は1995円)」を8月15日にリリースするということです(関連記事)。
また、ワーナーエンターテイメントジャパンは、microSDカードでテレビドラマ番組を販売することが明らかになっています。第1弾として、9月16日に「ターミネーター」のテレビドラマシリーズを販売することが決まっています。 エイベックス・マーケティングからも、7月29日に「m-flo」と「THE REBOOT(ザ・リブート)」のマイクロSDを1980円で販売される予定です(関連記事)。
さらに、ウォルト・ディズニー・ジャパンは、11月にアニメ映画「モンスター・インク」のmicroSDを発売する予定です。
平成20年度の音楽配信の生産金額は年々増加しているものの、CDなどのオーディオソフトは減少傾向にあります。携帯端末で高品質の動画や音楽を楽しむということになれば、定額制を利用していないユーザの場合、膨大なダウンロード費用がかかります。ヘビーなネットユーザではなく携帯端末を常時持ち運ぶユーザにとっては、魅力的なソフトになるのかもしれません。
市場がどこまで成長するのか定かではありませんが、携帯端末向けのmicroSDソフトビジネスは一つの市場を形成する可能性を持っているといえるのかもしれません。