携帯電話の中古市場
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仕事の帰りなどによく携帯電話のコーナーに足を運ぶ機会が多いのですが、携帯電話の価格を見ると4万円~6万円台と高価なものが多く、購入してしまうのをためらってしまうことが多々あります。
産経新聞の6月19日に「中古ケータイ人気」という特集記事があり、興味深く読ませていただきました。携帯電話の新品の価格が販売方式の変更により上昇したため、(SIMカードの入っていない)携帯電話の中古市場の需要が拡大しているようです。秋葉原では昨年末から中古専門で販売する業者も出てきており、機種によっては5000円を切る端末も販売されているようです。品揃えも豊富で一世代前の1万円台を中心に販売数が急上昇しているようです。
ローンの未払い商品などが中古車市場に流れるケースも多く、その場合はトラブルも多いようです。中古市場の整備はこれからといったところですが、携帯電話の価格の高止まりが続くことになれば、一世代前の機能でも満足できるユーザも少なくはなく、中古市場が急速に拡大していくことが予想されます。
中古市場が拡大すると新商品を買う人も必然的に減少し、高機能がゆえに現状の機能での満足度がする人も多く所有期間も長くなることでしょう。そうなると、国内市場での携帯電話の出荷台数は頭打ちが続くことになり、世界市場に活路を求めていかなければなりません。
今後、中古市場がどのように拡大し、ユーザやメーカにどのような影響を与えていくのか、注目されるところです。
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