新しいコミュニティのあり方
今年度からPTA副会長をさせていただいている関係で、学校や地域の行事に積極的に参加するようになりました。先週の土曜日には子どもたちと保護者総勢数百名が自分たちの街を歩き、神社等様々なところまわり、地域全体で自分たちの地域コミュニティを理解するという取り組みを行いました。
また日曜日には、地域の体育振興会の卓球大会に参加し、PTAで参加した団体は惜しくも1回戦負けでしたが、男子B組みで運よく準優勝をとらせていただきました。本当に久しぶりに賞状をもらうことができ、子どもの頃を思い出すようなうれしさでした。
ここ10年間、群馬から東京まで新幹線通勤をしてきたこともあり、全く地域コミュニティがどのようになっているかも知らず、地域行事に参加することもほとんどありませんでした。しかし、地域の活動に参加することによって、地域のコミュニティが最近良く見えるようになり、いろんな人によって地域のコミュニティが支えられているということが理解できるようになりました。
また、新幹線の駅に近いこともあり、駅の周辺にはマンションが立ち並び、特に子どもたちの人口は増加傾向にあります。今年から1年生のクラスが一つ増やすという状況です。子どもたちが増えることによって、地域は年々活気を増してきているという印象です。地域の公園は土日になると晴れの日は子どもたちで溢れかえり、楽しく遊んでいる風景をよく目にします。
総務省は、これまで「新しいコミュニティのあり方に関する研究会を開催してきており、5月14日に第七回と第八回の議事録が公開されています。第八回では、これまでの論点が整理されており、地域コミュニティが地域力、地域活性化の重要な要素であると位置づけており、地域コミュニティ等の多様な主体と行政が協働する「新しい公共空間」の形成という観点から議論が必要であるとしています。
少子高齢化が進み、地域は疲弊し、日本の地域の将来に不安を感じる人が増えてきています。だからこそ、地域がつながりを持つコミュニティを創り、各々が積極的に参加する姿勢とその環境作りが改めて大切だと感じているところです。