電縁社会
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「国際的な存在感の低下」と「地域間格差の拡大」の課題に対応していくため、総務省は7月3日、「ICT成長力懇談会 最終報告書 “xICT”ビジョン」を公表しました。
“xICT”とは、ICTを掛け合わせる(掛け算する)という意味で、さまざまな産業や地域が、“e”の世界から“u”の世界へ進む中でICT利用を深化させることにより、生まれ変わることを示すものということです。
この報告書の中では、成長力の強化のためには、「グロバール成長力」と「地域成長力」の双方が必要としています。地域社会の成長力を高めていくためには、中心市と周辺市町村が効果的につながり、融合することが重要であるとしています。
ICTのつながりによって「地域」が変わる姿は、以下の2種類としています。
- 知識・情報の共有と創造を重視し、「集積効果を高める」ことにより知的生産性を高める姿
- 生活直結サービスの遠隔提供により「コミュニティを確保」し、地域をエンパワーする姿
そして、ICTのつながり力により、地縁、血縁、そして電子が人や企業をつなぐ「電縁」の地域社会へ進化。が必要としています。
地域においてヒトとのつながりが希薄になってきているといわれている日本。ITの力を活用することによって、電縁社会を創造していくことが大切になってきているのかもしれません。
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