WILLCOM D4とシグマリオンⅢ
ウィルコムは4月14日、Atomを採用したスマートフォン「WILLCOM D4」を発表しました。OSはどの程度動くか少し心配ですが、Windows Vista Home Premium SP1で、Office Personal 2007もプリインストールされています(関連記事)。
まだ実際に触ってみないとなんとも言えませんが、今でも活用している「シグマリオンⅢ」を現役引退させて、「WILLCOM D4」を是非使ってみたいと思うぐらいの魅力のあるモバイル端末です。
これまで、「シグマリオンⅢ」に関する記事を何度か書かせていただきました。「シグマリオンⅢ」はメールやブログや簡単なネットサーフィンであれば電車の中など今でも使える非常に便利なモバイル端末でした。その筐体やキーボードタッチには非常に魅力はあるのですが、既に5年近くの歳月がたっていますので、機能面でかなり劣るところは否めません。そのため、ポストシグマリオンⅢを探し続けていたのですが、私の感覚ではようやく世代交代の時代が来たようです。
そこで、「WILLCOM D4」と「シグマリオンⅢ」をCPUやOS等の機能に関しては比較しようがありませんが、外観等比較可能な項目を少しピックアップしてみたいと思います。
まず、写真を見てみるとどうでしょうか?「WILLCOM D4」のDeskスタイルと「シグマリオンⅢ」の概観を見ているとかなり似ている印象をもちます。その他はどうでしょうか?
重量
- 「WILLCOM D4」専用標準バッテリー装着時:約470g
- 「シグマリオンⅢ」専用標準バッテリー装着時:約455g
外形寸法(幅×奥行×高さ)
- 「WILLCOM D4」約188~約192.3×約84×約25.9mm
- 「シグマリオンⅢ」 189×117×21mm
内蔵ディスプレイ
- 「WILLCOM D4」5型ワイドTFT液晶(WSVGA対応、LEDバックライト)
- 「WILLCOM D4」1,024×600、800×600(すべて最大262,144色)
- 「シグマリオンⅢ」5インチカラーTFT半透過型液晶(65,536色)
- 「シグマリオンⅢ」ワイドVGA(800×480ドット)
キーボード
- 「WILLCOM D4」キーピッチ:約12.2mm
- 「シグマリオンⅢ」キーピッチ:14.1mm
外形寸法や重量そしてディスプレイ等かなり似ている部分が多いことがわかります。機能面に関しては、かなり高機能化していますので、シグマリオンⅢファンにはかなり魅力的な端末なのではないかと感じています。
今まで携帯電話やPDAで少し窮屈し、パソコンだと重すぎてかつセキュリティ面からなかなか持ち出すこともできませんでしたが、ようやく気軽に持ち出すことのできる高機能なモバイル端末が登場したのではないかと感じています。今後もATOM搭載のMID(Mobile Internet Device)が次々と発表されることでしょう。「WILLCOM D4」の登場は2008年のモバイル元年の幕開けと言えるのではないでしょうか。