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若者が3年で3割辞めないためには

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景気の先行き不透明感が増しつつありますが、企業の採用意欲は相変わらず旺盛で、2008年度の採用戦線も売り手市場が続くものと思われます。

 
企業は多くの学生に受験してもらうために、企業ブランドのイメージアップのために様々な志向を凝らしながら、優秀な学生の囲い込みに躍起になっています。

 
今週から私が所属する部署にインターンシップに2名の学生が来られ、2週間ほど研修生として働いてもらう予定です。実際にいくつかのプロジェクトの打ち合わせに参加してもらい、自社の設備等の見学、そして、議事録の作成やコピー等補助的な作業もしてもらっています。

 
学生は、これらの業務経験を通じて、多くの気づきを見つけることができ、また会社の良い点、そして悪い点も少なからず見つけることができると思います。今回は2週間程度と短い期間ですが、企業に対するギャップを少なからず埋めることはできるでしょう。

 
若者はなぜ3年で辞めるのか?」という本を皆さんご存知かもしれませんが、入社3年で3割の若者が会社を辞める時代になっていることが書かれています。売り手市場がこのまま続けば、さらにその比率は高まってくることが予想されます。

 
このようなインターンシップの取り組みは、会社を辞める確率を減らすことに少なからず貢献することができると考えています。企業のイメージが先行する傾向がありますが、一番大切なのは企業の現場を見ることです。

 
学生の皆さんは、是非インターシップ等で企業を体験することをお勧めするとともに、是非企業の採用担当者の方も積極的にインターシップの学生の受け入れをしていただきたいと感じているところです。


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